後期ファインは手の塑像でした。彫刻では欠かせない存在の人体の中でも特に複雑な動きが可能な「手」というモチーフは骨格や動きの観察にもってこいの素材と言えるでしょう。
多方向からの観察や制作が塑像の肝となる部分です!かなりの集中力が求められた課題でした!
少し硬さは残りますが量感や動き落とし込みがかなり効いています!抑え方に差をつけてもよさそうです!
指の動きの説得力が強く出せました!手首から腕の流れまでその集中力が続いていれば、より自然な流れになったと思います。
比率や動きなどにまだまだ不自然さは残りますが、よくな粘って形にできました!この集中力は大事にしていきたいですね!
自然で無理のないポーズが良い雰囲気を出せています!観察もしっかりしています。手首が外れて見えるのがもったいないですね!
力強くインパクトのあるポージングながらしっかりと骨格に迫れました!目を引く強さがありますね!
とある巨匠を思わせるかっこいい全体感ですね!流れも気持ちよく力みや緩和が良い緊張感を引き出しています!素直に粘土付けもセンスが良いと思いました。
探るような粘土付けで印象がじっくりと引き出せたのではないでしょうか!指への執着心に比べると手首回りがシンプルに見えてしまってところがもったいない!
不自然な設定ですが、自然さを十分に引き出すことができたのではないでしょうか。形の止め撥ねのようなメリハリがもう少しあってもよかったと思います。
(佐藤)