生徒の皆さん、お元気ですか?
早いもので、新年度がスタートして1ヶ月が経ってしまいました。4月は新入生の入学式・ガイダンスのみ行われ、それ以降は休校が続いています。特に新入生の皆さんは入学式以降、登校していないということで不安がいっぱいなのではないでしょうか。先生方が一番気にしているのは、皆さんが休校期間中に各教科から出された課題をしっかりとこなしているかどうか。授業がお休みで喜ぶのではなく、自宅での学習をしっかりと行ってくださいね。くれぐれも生活リズムを乱すことのないよう、規則正しい生活を送ってください!!
さて、先日こんな記事を見つけました。
アマビエに続け、「ヨゲンノトリ」がネットで反響
新型コロナウイルスの感染拡大の中、山梨県立博物館(同県笛吹市)がツイッターで発信した江戸時代末期にコレラ流行を予言したとされる「ヨゲンノトリ」が話題を呼んでいる。「私の姿を朝夕に拝めば難を逃れることができるぞ」と語ったといい、ネット上では「今日から拝みます」などと大きな反響となっている。
ヨゲンノトリは、当時流行していたコレラの様子を市川村(現山梨市)の村役人・喜左衛門が記した同館所蔵の「暴瀉病(ぼうしゃびょう)流行日記」(1858年)に登場する。カラスのような黒い鳥だが、二つの頭があり、一つは白色。日記には「鳥は去年の12月に加賀国(現在の石川県)に現れ、『来年の8、9月のころ、世の中の人が9割方死ぬという難が起きる』と言った」などと書かれている。
同館の中野賢治学芸員(40)が江戸時代に病の流行を封じると信じられていた妖怪「アマビエ」がSNSで話題になっているのを知り、館内の所蔵品に似たようなものがないか調べて見つけた。「コロナへの不安を少しでも和らげることができたら」と、3日に「ヨゲンノトリ」と名付けて公開した。
同館のツイッターのページは現在、1万件以上の「いいね」を獲得。同館では10日、反響の大きさからホームページに特設コーナーを開設した。中野さんは「反響には驚いている。今後も過去の人たちが疫病にどう立ち向かっていったかを発信していきたい」と話している。
「ヨゲンノトリ」 「アマビエ」
(出典①:https://www.yomiuri.co.jp/national/20200415-OYT1T50241/)
(出典②:https://mainichi.jp/articles/20200422/ddm/003/070/024000c)
私の担当科目は日本史ですので、個人的に気になる記事でした。過去にも、流行病は存在し、当時の人々の心境を知ることが出来ます。ちなみに「アマビエ」とは、今から180年程前に登場した疫病の流行と対処法を予言した妖怪。「アマビエ」の予言を広く人々に伝えることによって国難を乗り越えようとしたとされます。幕末の江戸では、外国から伝来したコレラ菌の流行(感染源はペリー艦隊だとも言われています)によって10~30万人の人が亡くなったという記録があり、有名な浮世絵師の歌川広重もこのコレラ菌で亡くなったと言われています。「コレラ」と「コロナ」、何だか似ていますね。当時の人々のように、私たちも「ヨゲンノトリ」を朝夕に拝んで、新型コロナウイルスに打ち勝ちたいものです。
今、私たちに出来ることは不要な外出をしないこと。通常の日常生活に戻るまでにはもう少し時間がかかりそうですが、今日の我慢がいつか必ず結果として現れてくるので、ここはぐっと我慢して、耐えていきましょう!!
明日以降、各学年の進学コース・総合進学コースの先生によるメッセージが掲載されます。時間のある時に定期的に見てみてくださいね。
教職員一同、生徒の皆さんに会える日を楽しみにしています。
※今年度1年生よりコース名称が「進学コース」となりました。従来の「総合進学コース」と同一コースになります。