緊急事態宣言の2度目の延長を受け、6月19・20・24日の文化祭は生徒・教職員のみで行うことといたしました。文化祭の様子は動画に残し、保護者の皆様をはじめとする外部の方々にお見せする予定ではあります。外部からの入場者なしの文化祭は残念ではありますが、緊急事態宣言が延長される社会状況を鑑みると致し方ないと考えております。今朝、担任の先生方を通じて生徒たちには連絡しましたが、特に混乱はないようでした。中止となった昨年からすると開催できることが重要であると冷静に考えているのだと思いました。
昨年度の今頃はオンライン授業を実施し、分散登校がやっとはじまりました。生徒たちのまったくいない校舎の中を歩きながら涙が溢れてきたことが思い出されます。学校の主役はやはり生徒なのだと考え、普通の日常の大切さを痛感いたしました。そして、この状況に負けず、この状況から学び、成長できるものも必ずあるはずと思いを巡らせておりました。
コロナ禍の状況でICTの整備は進みました。生徒たちもタブレットを持ち歩くことが日常となり、私が高校生のころのシャーペンや消しゴムとなっております。そして、遠隔で画面を通してのコミュニケーションと対面でのコミュニケーションのそれぞれの良さや気を付けるべきことなどを習得していました。このような生徒たちの成長に驚かされるとともに頼もしく感じております。
現在は感染対策を十分に行い、登校を継続しておりますが、状況に応じてオンライン授業に切り替えたいと考えております。もちろん終息を願っておりますが、どのような状況であっても生徒たちの成長を促せる学校運営を全職員で頑張ってまいります。生徒たちの立派な姿に励まされていることに感謝の気持ちを忘れず、より良い方向を考えてまいります。