9月は週末のたびに台風がくるなど、今月は青空の待ち遠しい日が多かったように思いました。そのような中、23日・秋分の日に運よく台風の合間に体育祭を本校グラウンドで実施することができました。
3年ぶりの体育祭でしたので、どの学年もはじめての行事となりましたが、コロナ後の代々の体育委員のメンバーが感染対策を念頭においた実施方法を検討してきてくれました。密を避けるために学年ごとに、疲れや体力に配慮して短時間に、感染リスクを最小限にするために一方向を向いて行う競技に絞り、3年生のみ最後に集団演技を行いました。途中、晴れ間があったりし、3年生の最後の種目:集団演技の前には、にわか雨が降りましたが、皆で軒下に避難し、降りやんだあとに堂々と演技を披露することができました。
3年生は終了後に卒業アルバムの学年全員の集合写真を撮影するためにグランドの中央に集まりました。そして、体育館2階からプロの方が何枚も何枚も撮影して下さいました。やり終えた達成感と学年全体の一体感で生徒たちの笑顔はいつもより輝いていました。
この学年は入学式の翌日から休校となり、オンライン授業、分散登校を経て7月にやっと全員登校となりました。入学式後のクラス集合写真はやっと7月に撮影しましたので、夏服正装での写真となり、もちろん身分証明書の写真も夏服です。コロナ禍の中で3年間の高校生活を送ることとなってしまった学年ですが、学習にクラブに行事にボランティアに工夫して取り組み成長してくれました。そして、今は将来の進路を考え、それぞれの道に向かって大学入試に挑んでいます。
将来、歴史の教科書をみながら、あの時は高校生で大変だったなと笑って話せるときがくることでしょう。その日を想像しながら生徒一人ひとりの幸せを考え私たち教職員も生徒たちに貢献できるよう努力して参ります。