潤徳日記

コロナが収束する中で2024年を迎えることができましたが、お正月からの能登半島地震をはじめ、心を痛める出来事が続きました。そんな状況のなかでありながらも、おかげさまで本校では9日に始業式を迎えることができました。そして、大学入学共通テストが実施され、本校の推薦入試も無事に行うことができました。

受験生の緊張した様子や、必死に試験に向かっている姿に私たち教職員は心を引き締め、誠意をもって2日間を事故なく実施させていただきました。ほとんどの受験生が初めての選抜試験の経験だったことと思います。この日の頑張りが人生の中での貴重な経験になることを願っています。私自身も苦しい時に受験の際に泣きながら勉強したことを思い出し、あの時頑張れたのだから大丈夫と自分に言い聞かせ、乗り越えたこともありました。

3学期は2年生と面談しておりますが、3年生の”ゼロ学期”といわれるこの時期に将来を見据えての志望校選びが行われています。その中で保護者の皆様や担任教員、進路指導部教員とのやりとりに悩んだりする状況も見受けられました。人生を幸せに過ごして欲しいという願いは保護者も先生方も同じです。その思いが生徒たちに伝わると良いなと考えながら面談しています。一方で、3年生は2学期に授業・卒業試験を終了させ、一般選抜入試に向かっていく生徒や年内に受験を終え合格し大学からの課題に取り組んでいる生徒がいます。その様子は頼もしい限りです。苦難を乗り越えたときに得られる成長に毎年驚かされています。

入学した生徒たちが有意義な3年間を過ごし、自分のことを見つめ、自分らしさを活かした進路を選択し、巣立っていってくれたらと考えています。高校生は自分らしさや他人との違いに気付く時期になりますが、その時期を踏まえ、適切な教育活動ができるよう、今年も教職員一同、精進してまいります。

(3学期始業式)

(推薦入学試験)

(3年生 登校日 卒業式に向け校歌練習)