こんにちは!
2・3年生は前年度から、写真の模写課題に取り組んできました。
写真模写の課題は、普段のデッサン課題と違ってすでに白黒で平面になっている写真がモチーフです。普段は意識が回らないような、鉛筆の微妙な濃淡や調子の使い方、細かい部分の描写などに気を使いながら、じっくりと観察して描く力を身につけて欲しいと思って課題にしています。
先日それぞれに講評を終え、気づくことも多かったのではないでしょうか?
2年生の課題は「おじいさん」「ゴリラ」「山ヤギ」でした。
それでは、今回の優秀作品をご紹介します!
印象も良く、自信を持ってしっかりと暗さを置けているため画面に強さがあります。ところどころ丁寧な仕事のわりに荒く見えてしまう部分があるので、繊細に調子を読み取って描き分けながら進めていけるとさらに奥行きが増していくのではないでしょうか。(光廣)
雰囲気や印象が実際の写真と近く仕上げることができまたね。中間色〜明るい色をよく観察していて、丁寧な見方が感じられます。遠目の印象はいいのですが、細部の描写にもう一踏ん張りほしい所です。全体的に陰になっている部分をもうワントーン暗くすることで、描写も生かされていきますよ。(野口)
鉛筆の濃淡の使い分けが良くできています。ピントが合っている所とそうでない所の描き方等自分の主観を入れることなく正確に読み取って描いているところはとても評価できます。しわのあたりの調子が固い印象はありますが慎重且つ丁寧に作業を進められています。(山本)
繊細且つはっきりとした描写で説得力のある一枚に仕上がりました!全体に隈無く意識が回っているのを感じますね!写真から得られる情報には限度があるかもしれませんがもう一歩、明るい調子、暗い調子に幅を持たせられるとより画面が主張してくれそうです!(佐藤)
雰囲気や質感など大まかに掴めています。全体感で印象を見て進めていく点は良いですが、調子の作り方や描写の幅、密度についてはまだまだ大雑把な印象も受けるので、次回は一つ一つの仕事についてこれまで以上の繊細さと集中力を心がけて進めるようにしましょう。(河邊)
山ヤギが立っている山岳地帯の風景も見えてきそうなくらい、微妙な調子の使い方が出来てきました。要素が多い中でしっかりと写真が捉えた瞬間的な現象に反応できましたね。普段のデッサンにも生かしていきましょう!GOODです!(佐藤)
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おつかれさまでした!
今回の写真模写で、普段のデッサンにも通じるようなそれぞれの課題点が見つかった人もいたかもしれません。今回得たことを今後のデッサンにどんどん繋げていってほしいです☆