こんにちは!
後期デザイン課題では「リンゴのポスタリゼーションと着彩描画」「かぼちゃとキューピーの着彩構成」の2課題に取り組み、本日講評を行いました。
「かぼちゃ・キューピー」の課題では画面の構成・視点・形の大小や傾きの工夫・発想の面白さ等、単純にものを観察して描画するだけでなく上記の点も踏まえた上で描画する課題です。描画材料に慣れていない生徒も中にはいましたが、狙いや発想の面白さを生かした作品や、発想や描画の力もある程度備えた良作も見られました。それでは講評に参りましょう。
デッサンなどの課題ではモチーフの置かれた状況を見て、そのまま描くことが多かったと思いますが、今回は構成や発想面で意欲的に取り組むことができました。塗りの丁寧さ、空間表現としても描画表現の柔らかさも作品に生かせました。
構図・視点の面白さがあり、かぼちゃ大きさや傾きを変え、大きさが違うものを上手く取り入れることで空間に広がりをもたせ、描き切っています。鉛筆の暗さも色として捉え、綺麗に残しておけると良いでしょう。
中心から外側に向かってかぼちゃの向きが変化していく様子と、キューピーの大小をかえることでかぼちゃとの前後関係も描き分けることができています。色、形、空間の広がりの点でも良い作品と言えます。
浮遊感のある作品ですね。透明水彩の淡い色調をうまく取り入れ背景の白が空間として見えてくるところは上手く表現できました。キューピーの足が若干小さく見えますね。丁寧な塗りで水彩の綺麗さを良く引き出しています。
アクリルガッシュを使った描画です。モチーフをだんだん小さくすることで奥行きのある空間を描けています。かぼちゃの置き方やキューピーのしぐさに遊び心を感じますね。かぼちゃの表面の白さが少し強くなってしまいました。
構図や構成としてはシンプルながら、水彩の滲み、透明性をうまく取り入れ、モチーフの色味、質感も観察に裏付けられた丁寧な描写で描き起こすことができています。
お疲れ様でした!
次の課題はファイン(彫刻)ですね!はりきっていきましょう〜!