新年度を迎え瞬く間に1か月が過ぎ4月も終わりを迎えます。本校では先週の火曜日には委員会オリエンテーションが開催され、本校の自治活動の中心となる委員会活動も新入生を含め本格的にはじまりました。本校には、学級・風紀・美化・文化・広報・体育・放送・図書・選挙管理の9つの委員会があります。委員会オリエンテーションでは各委員会の委員長が仕事の内容や今年度の抱負を述べ、顧問の先生の紹介も行われました。そして、先週より昼休みを利用して各員会の委員長・副委員長との校長面談も行っております。
昨日、面談した生徒たちは、リーダーとして皆からの意見をまとめていきたいという抱負を語ってくれました。女子校の女子だけの環境では共学校と違って意見を出しやすく活発に意見が出るとのことでした。そして、それをどうまとめていくかに苦労しているとのことでした。私は女子校という環境は共学校よりも意見を出しやすいということにまずは驚きを感じました。彼女たちも男子がいる中学校時代は皆の前で意見を述べることはあまりなかったとのことでした。
また、高校入学後、自分の意見を述べ、周囲の方々の意見を集め、まとめていき、その調整の難しさを学んでいる彼女たちを頼もしく思いました。グローバル時代には、彼女たちのような意見を調整する難しさと、それをやり遂げる大切さを理解している人材が求められていると考えます。そして、そのような人材が活躍することで豊かな人間関係が築かれ、多くの方々に幸せをもたらすのではないでしょうか。
潤徳生には学力と共に人間力を磨き、まずは、しっかり考え自分の意見を述べられるようになって欲しいと考えております。そして、周囲の方の意見を傾聴し、さらに考えを深め、より良い方向に物事を導ける人材となり、各分野で活躍して欲しいと願っております。