こんにちは！

１年生の前期課題、水彩画が終了しました！

サザエは遠近感がいろんな部分にかかっていて、更にそこに殻のデコボコの筋がある等、色々と気にしなくてはならないモチーフではありましたが、最後まで形を追いながら進めることが出来ました。お疲れさまでした！

それでは、優秀作品の講評です。

始めのデッサンから良いきりが早く進められたのでそこから直す作業も早く、結果的に形がしっかりと決まった作品となりました。一番締まる色である黒の幅もあり、色彩が綺麗ですね。今の時期としては素晴らしい出来だと思いますが、棘が全体に対して少し小さいので全体のバランスを見ての作業や、後ろの空間の見せ方として、消えゆく表現だけではなく描き込んでいく中で空間表現を見せていけると更にいいですね。

（宮田）

モチーフの特徴の出る部分を上手く観察し、描写にメリハリをつけて描けている部分もありますが、最後に入れたハイライトがやや浮いてしまいました。大まかなボリューム感と光の方向が分かりにくくなってしまったので、鉛筆デッサンの段階で更に意識していけるといいですね。

（五十畑）

パレットの上で丁寧に色を作って乗せていった様子が伺える、本物らしい色遣いが魅力的な作品となっています。モチーフに触る様に探った分、密度が感じられます。若干サザエの線のタッチが形態と合っていない部分があるので、その線の先がどこへ向かっていくのかを理解した上での表現ができたらいいですね。

（宮田）

全体感に気を遣いながら、細かな描写をすることでまとまりのある絵になりました。形が回り込む部分の描き方がそれぞれで似てしまいましたが、手前の描写が生かされ空間に対する意識が感じられます。全体の大きさを考えると棘が少し小さくなってしまったので、モチーフの特徴が出るポイントを観察してみましょう。

（五十畑）

全体感が良く取れているまとまりのある作品となりました。優しい光が差し込んでいるようなモチーフや影への色遣いが魅力的な作品です。ここから更に細かい描写や、手前から奥へと回り込む部分の描写等をすることでサザエのごろっとした立体感を出していけるといいですね。

（宮田）

お疲れさまでした☆

最後に後期課題のデザインについての説明がありました。

１つ１つの課題が進路決定に大切になってくると思うので、気合を入れて挑みましょう！