こんにちは。1年生の石膏デッサンが終了いたしました!
それでは、優秀作品の講評です。
マルスらしい動きや量感、表情をよく掴んでおり、硬質で抵抗感を感じさせる描き込みなど印象の良いデッサンです。この時期としては上出来ですが惜しい点は構図で気持ち大きく入りすぎてしまったことで最後までマルスの体の動きが出しづらくなった点と日向での描き込みに対して陰の中での形の解釈が弱く見える点などでしょうか。(河邊)
1年生にとってこの構図は私も経験がありますがはっきり言って難しいです。構図取の失敗や影面が多いことによる調子の狂い、顔の印象、遠近感…。トラップだらけでいい記憶がありませんね(笑)そのすべてをクリアしているわけではありませんがこの段階としては褒めることしかないです!いい出来!個人的に一番評価したいとこは首肩胸の自然なつながりですね!自信もっていきましょう!(佐藤)
色調がまとまっていて見やすく、形の追い方も格段に良くなっています。手前から奥のスケール感がやや乏しく、全体的に似た調子、強弱で描き起こしています。位置の違いを比較しながら、コントラストに差をつけられると、より空間の広がりが出てくると思います。(山本)
石膏のもつ量感や印象を捉えた、ブルータスらしさのあるデッサンです。背景を上手く生かし、明るい部分の白さや形の描き込みを綺麗に表現することができています。この時期に木炭で表現できる色幅としては十分ではあると思いますが、欲を言うと陰影の色が似てきたので、黒い色の中でも差が出てくるといいですね。(五十畑)