2023年3月に閉校となり48年の歴史に幕を下ろすことになった足立区立北鹿浜小学校の校舎を使って、子どもたちに何か記憶に残ることはできないかと、PTAの方々が近年黒板アートで注目されている潤徳に声をかけて下さいました。
教室には経年を感じさせる雰囲気が漂います。
校庭には小学校のシンボルである大きなくすの木が、子供たちの成長を長年見守ってきました。
描く黒板は2つあります。こちらは進路の決定している3年生が描く教室です。
北鹿浜小といえば運動会でのソーラン節が有名だそうで、運動会の応援旗にも力が入っています。
歴史と伝統のつまった応援旗を見ながら、構想を得て制作を進めます。
3年生が息抜きに書いた落書きも、そのまま残してあります。もうすぐ卒業なので寂しさも重なりますね。
こちらが完成作品です!細かい描写も取り入れ、素晴らしい力作を仕上げてくれました。
続いて、2年生の黒板アート女子たち
夏の黒板アート甲子園に向けたプレ制作も兼ねて作品制作に取り掛かります。
杉山先生も交え綿密にミーティングをし制作開始~!
ここまで順調にきていますが、果たして完成に至れるのでしょうか。
途中制作が行き詰ったたところで、杉山先生の助言によりある生徒にリーダーを任せたところ、テキパキと指示をしだして、最後完成までまとめ上げたとのこと。制作を通じて生徒の成長にもつながっていくんですね~。
完成作品の前でパシャッ!
閉校イベントでバルーンリリースを行った際の校庭から見上げた校舎の風景と、桜の木を見事に描ききっています。
参加してくれた生徒の皆さんは本当にお疲れさまでした。小学校に関わる方々や子供たち、それぞれの校舎への想いをくみ取って、制作依頼にしっかり答えてくれた生徒たちは立派な作品を世に残してくれました。