3年前よりご縁があり「全国普通科高等学校長会」の常任理事・編集委員長の仕事をさせていただいていますが、今月はその理事会・総会・研究協議会が郡山市で行われ、参加させていただきました。名称の通り、全都道府県の公立・私立の普通科の高等学校長から構成されている組織となりますが、皆様、それぞれの学校を発展させ、生徒たちの輝かしい未来に貢献したいと議論を交わしてまいりました。
地域そして公立・私立により与えられた使命は異なり、解決すべき課題も異なってきますが、他校の実践例は参考になることも多く、本校でも取り入れていきたいと考える内容も多くありました。そして、私立学校は公立とは違って転勤もなく、希望すれば勤務を継続できる環境から、取り組みを継続させ、発展させていけることを強みにできることを再認識いたしました。
本校は地元の地域の皆様のお力で創立していただき、来年2月には百周年を迎える伝統ある学校です。そのような繋がりから、地域の皆様にお力をお借りし、様々な行事を行わせていただいておりますが、これからも継続発展させていければと考えました。
吹奏楽部は私が勤務をはじめた40年前ころより、地元の消防署、警察署、商店街などの催しには、演奏で出演させいただいていますが、町内を歩いていますと、「この間の演奏よかったね。」とか、「今回も元気をもらったよ。」などたくさんのお褒めの言葉をいただいております。また、3年前より美術部は黒板アートに取り組んでおりますが、テレビや新聞等でも取り上げられることもあり、近隣の皆様にお電話をいただくこともありました。
「継続は力なり」という言葉がありますが、これからも私立学校の強みをいかして、生徒たちは3年間で卒業してしまいますが、教職員は何十年も勤務を続けられますので、生徒たちの取り組みをその時代にも合わせ、発展させていければと考えました。そして、卒業生が私も在学中に頑張ったなと懐かしさも込めて思い出してくれ、地元の皆様が今年もよかったなと思って下されば幸いです。