2月6日の潤徳日記にて、「修学旅行特集(自然学習編)」をお届けいたしましたが、本日は修学旅行特集第2弾、「平和学習編」をお届けいたします。
修学旅行の目的は、豊かな自然と触れ合い自然保護について考えることだけではありません。沖縄から平和について考えることも大きな目的の一つです。
沖縄は太平洋戦争の折、日本で唯一地上戦が行われた地です。平和学習では語り部の方の体験談をうかがったり、戦跡ガイドの方の説明を受けながら実際にガマ(防空壕として使われた自然洞窟)に入るなどの体験を通して平和の尊さを学びます。
かつての「琉球王国」から薩摩侵攻を経験し、廃藩置県によって「沖縄県」となり、戦後約30年間の「アメリカ領沖縄」の時代を経て再び「沖縄県」となった沖縄。沖縄がたどってきた歴史は、今世界中で起こっている戦争や紛争、対立の経緯と共通するところがあります。この平和学習は、私たち一人一人が戦争や平和についてどのように向き合い、行動すべきなのかを考えるよい契機となることでしょう。