こちらの潤徳日記ですでに紹介されておりますが、今月21日には本校体育館で同窓会総会が行なわれました。この総会には退職された先生方も多数参加されており、私が勤務した初年度に職員室の座席がお隣であった大先輩の先生とお目にかかれ、互いの近況を話せる機会に恵まれました。
私は大学卒業と同時にこちらに勤務しましたので、社会人も教員もすべてがはじめてという状況でした。ですので、そのころは周囲の先生方はもちろんのこと生徒たち、保護者の皆様に助けてもらいながら、必死で毎日を過ごしていました。そのような私をお隣で温かく見守り、適切な助言を与えて下さり、座席が離れたのちも何かにつけて目をかけて下さいました。偶然にも母と同じ年齢でしたので、私も職場の母として慕っておりました。帰り際には私の娘のことまで気にかけて下さり、4月より社会人となり頑張っていることを伝えると、懐かしそうに「それは、それは、おめでとう。」と話して下さいました。
転勤のない私立学校のおかげで同窓会に出席し、卒業生の活躍の様子を知ることができ嬉しく思っておりましたが、今年は思いがけず自分自身のことを振り返るチャンスとなりました。そして、改めて周囲の方々に励まされ助けられ今があることに感謝の気持ちを抱き、生徒たち、保護者の皆様はもちろんのこと、教職員にとっても誇れる学校であり続けていきたいと考えました。